はちみつは咳止めやのどの痛みに対して良いイメージがあると思います。
それでは、果たしてイメージだけの問題ではなくて、本当にはちみつは咳止めに有効なのでしょうか?
はちみつの効果とは?
はきみつに含まれるグルコースオキシダーゼという酵素が、空気中の酸素とふれることで、過酸化水素という物質をつくります。
これが強力な殺菌作用をもたらして、のどの痛みや咳止めに非常に効果的なのです。
厚生労働省の日本薬局方では
「ハチミツ」は医薬品(生薬)として記載されています。
効能や用法には「口唇の亀裂・あれ等に脱脂綿、ガーゼ等に浸し又は清潔な手指で患部に塗布する。その他滋養、甘味料として適量をそのまま又は適宜薄めて使用する。」と記載されています。
よくはちみつを紅茶などに入れて飲むと良いとされています。
これはもちろん間違いではありません。
風邪によるのどの痛みであれば、体を温める意味においても温かい飲み物にはちみつを入れることは効果的です。
ただし、はちみつに限った話をするとはちみつを飲み物などで薄めてしまうと、殺菌作用は下がってしまいます。
固いトーストよりは、喉にやさしい柔らかいパンなどにはちみつをかけて食べるという方法も取り入れてみると良いでしょう。
咳止めの効果の高いはちみつの種類
はちみつには種類がありますが、どのはちみつにもグルコースオキシダーゼは含まれていますので、殺菌効果はあります。
ただ、はちみつの種類によって、香りはもちろん栄養も違ってきます。
中でも喉の痛みに効果のあるはちみつが、マヌカハニー蜂蜜とみかん花はちみつです。
特にマヌカハニーの効果は絶大で、メチルグリオキサールという物質による殺菌作用によってのどの痛みを和らげます。
食べ方は空腹時に1〜3回ほどゆっくりなめると良いでしょう。
欠点は値段が高いことです。
マヌカハニーはニュージーランドのマヌカという木からのみ採れる大変稀少なはちみつなので、価格もその分高いようです。
口内炎や風邪など非常に多くの効果もあり、副作用もありませんので、一度試されてはいかがでしょうか。