アスピリン配合の市販薬の種類

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世界で最も歴史のある薬といわれるアスピリン。

アスピリンは商標名で、成分表には「アセチルサリチル酸」と正式な名称で表記されることもあります。アスピリンはNSAIDsという分類の薬で、現在でもバファリンAをはじめとした市販薬に配合されています。

アスピリンを配合した市販薬の中でも配合に違いがあるため、特徴の違いを紹介していきます。

成分がアスピリンのみの市販薬

日本の市販薬は、複数の成分を配合した配合剤が多くを占めます。特にアスピリン単一の処方による市販薬はほとんどありません。

日本の市販薬ではアスピリンのみを配合した市販薬は、佐藤製薬の「バイエルアスピリン」のみになります。※2016年現在

「できるだけ効果を上げたい」「成分によって他社と差をつけたい」という思惑がメーカーにあるため、配合剤が多くなるのだと考えられます。

ですが、薬の効果と副作用は表裏一体です。成分を多くすればそれだけ副作用のリスクが高まるという考え方もあります。病院では症状に合わせた単剤の処方が基本です。単剤を服用するメリットは、成分と自分自身の相性を見極めることができるのです。

例えば、アスピリンとアセトアミノフェンを配合した薬を飲んですごい効き目があった!というときにどちらの成分と相性が良かったか判断がつきません。反対に薬を飲んで調子が悪くなってしまった場合にも、どの成分の副作用によるものかやはり分からなくなってしまうのです。

よって、バイエルアスピリンはアスピリンとの相性を見極める上では、最もオススメできる市販薬といえます。

副作用を低減させるバファリンA

日本では最も知名度の高い痛み止めの薬といえば、バファリンではないでしょうか。

バファリンAには、他のアスピリン市販薬にはない合成ヒドロタルサイトという成分が含まれています。合成ヒドロタルサイトによって、アスピリンの副作用である胃痛を抑えることができます。

この効果が、昔のバファリンのキャッチフレーズで有名な「バファリンの半分は優しさでできている」という由来だとも言われています。

バファリンAとまったく同じ成分量の市販薬に、ベネスロンという市販薬があります。成分量が同じなので、バファリンAと同じ効果が期待できます。コストパフォーマンスもベネスロンの方が高いので、少しでも安く買いたい場合にはベネスロンを検討してもいいでしょう。

こどもの服用は危険!

アスピリンは、こどもの服用は認められていません。

つい大人が買った薬を飲ませたりしないように気を付けましょう。薬の量を減らしたりしてもいけません。

15才未満のこどもがアスピリンを服用すると、ライ症候群などの危険な病気を起こす危険性があります。

アスピリンを配合した薬に15歳未満のこどもの服用は認められていません。

参考:子供用の風邪薬の市販薬 (3ヶ月~15才未満向け)

最も痛み止め効果が高いアスピリンの市販薬

薬の効果を比べることは簡単なことではありません。特に複数の成分が配合されている場合、単純な比較は困難です。

あえてアスピリンを配合した市販薬で、最も痛み止め効果が高い薬を選ぶと「ツースサン」になります。

ツースサンはバファリンAやバイエルアスピリンに比べると知名度は大きく劣ります。ですが、アスピリンの含有量はバイエルアスピリンの1.5倍以上で800mg。さらにアセトアミノフェンと無水カフェインによる鎮痛効果も期待できます。

アスピリンによる他の市販薬では効き目やイマイチだと感じた場合には、選択肢の一つして検討してみるといいかもしれません。

成分量が多いので副作用が心配なところですが、乾燥水酸化アルミニウムゲルも含まれているので、胃痛の副作用を抑える効果もあります。

販売終了したアスピリン配合の市販薬

リングルピレナ、バファリンプラスは販売を終了しています。

新しい市販薬にもアスピリンが配合されていることは少なく、アスピリン配合の市販薬は減少傾向にあります。

例えば、バファリンプラスに代わって発売されたバファリンプレミアムには、アスピリンは含まれていません。

参考:バファリンプラスが進化したバファリンプレミアムの成分と効果

アスピリンを配合した主な市販薬

国内で購入可能なアスピリン配合の市販薬をまとめてみました。参考にしてみてください。

薬名 成分 (1回あたり) 用法/限度
バイエルアスピリン アスピリン500mg 1回1錠/1日3回
バファリンA アスピリン660mg、合成ヒドロタルサイト 1回2錠/1日2回
ベネスロン アスピリン660mg、合成ヒドロタルサイト 1回2錠/1日2回
ケロリンチュアブル アスピリン450mg、制酸成分 アミノ酢酸 1回1錠/1日3回
後藤散いたみどめ顆粒 アスピリン450mg、無水カフェイン、ケイヒ末、カンゾウ末 1回1包/1日3回
ヘデクパウダー アスピリン300mg、アセトアミノフェン、無水カフェイン、ブロモバレリル尿素 1回1包/1日3回
エキセドリンA錠 アスピリン500mg、アセトアミノフェン、無水カフェイン 1回2錠/1日2回
ツースサン アスピリン800mg、アセトアミノフェン、無水カフェイン、乾燥水酸化アルミニウムゲル、その他賦形剤 1回1包/1日3回

まとめ

以上、アスピリンを配合した市販薬を紹介しました。

アスピリン配合の市販薬は減少の傾向にありますが、有用な薬であることに変わりありません。

同じNSAIDsのロキソプロフェンやイブプロフェンに比べると効果は1ランク下ではありますが、人によって薬の効き方には違いがあります。

自分の特徴にあった市販薬を見つけて、適切に服用できるといいでしょう。

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