バファリンプレミアムは、2014年2月にライオンから発売された解熱鎮痛薬です。配合成分効果や、バファリンAとの違いについて解説していきます。
成分と効果
バファリンプレミアムには、次の5つの有効成分が配合されています。各成分がどのような効果を発揮するか説明していきます。
- イブプロフェン
- アセトアミノフェン
- 無水カフェイン
- アリルイソプロピルアセチル尿素
- 乾燥水酸化アルミニウムゲル
イブプロフェン
イブプロフェンは、バファリンプレミアムの中でも、もっとも重要な役割を果たしている成分です。
NSAIDsという種類の成分で、痛み止め効果の高さには定評があります。
アセトアミノフェン
アセトアミノフェンは、イブプロフェンと同じく解熱、鎮痛のはたらきをする成分です。
バファリンプレミアムの有効成分は、特別珍しい成分があるわけではありませんが、配合の仕方に特徴があります。イブプロフェンとアセトアミノフェンは、それぞれ単体でも効き目があるほどの鎮痛薬ですが、その2つを配合する手法をとっています。
乾燥水酸化アルミニウムゲル
薬の成分は、ただ効果の強い成分を多く配合すれば良いわけではありません。効果が高くなると、副作用もその分強くなることに注意しなければいけません。
乾燥水酸化アルミニウムゲルは、胃が荒れる症状を緩和するはたらきをもっています。元々、イブプロフェンやアセトアミノフェンは、副作用の心配の少ない成分ですが、より安全に服用することができるように考えられているわけです。
無水カフェイン
解熱、鎮痛効果をより高める補助をしています。
アリルイソプロピルアセチル尿素
アリルイソプロピルアセチル尿素は、きんちょうやイライラをしずめる効果をもたらすため、生理痛にも有効と言えます。
ただ、同時に眠くなる効果をもたらします。大事な用事や、車の運転などは控える必要があります。
他のバファリンシリーズの薬との違い
バファリンプレミアムは、他のバファリンシリーズからの良いところを結集した薬であると言えるかもしれません。
バファリンかぜEXのイブプロフェン、
バファリンルナiのアセトアミノフェン、
そして、バファリンAの胃の粘膜を保護する成分ダイバッファーHTの代わりに、バファリンプレミアムでは、乾燥水酸化アルミニウムゲルが配合されています。
これらの成分を同時に配合した薬は、バファリンプレミアムのユニークな特徴であると言えます。
バファリンプラスSが進化したバファリンプラミアム
2014年3月にバファリンプラスSは出荷終了となり、バファリンプレミアムが新たに販売されました。
バファリンプラスSで配合されていたアスピリンがイブプロフェンに変わり、痛み止め効果を引き上げると同時に、アスピリン喘息などの副作用リスク低減にもつながるでしょう。
公式サイト情報
バファリンプレミアムの公式情報は、次の通りです。
まとめ
バファリンプレミアムは、痛み止めとしてイブプロフェンとアセトアミノフェンを配合することで、高い効果を発揮しています。
また、胃を保護する成分を配合することで、副作用のリスクをおさえられるため、効果と安全性を両立した薬といえます。「プレミアム」という言葉通り、同一ブランドの「バファリンA」に比べて、ワンランク上の効果を期待できるでしょう。
ただし、眠くなる成分が入っているので、日中の利用には注意しましょう。
痛みがひどくて夜眠れないときなど、適したケースで服用すると高い効果を発揮できます。