風邪をひいて、のどが赤くはれてしまうと、声を出すのもしんどくなります。
食事をしたり、つばを飲み込むだけで、痛みがでるような場合もあるでしょう。
そんなのどの痛みに効果的な市販薬、コルゲンコーワ鎮痛解熱LXaが、2015年7月に発売されました。
成分と効果を中心に、コルゲンコーワ解熱LXaが、どのような特徴をもった薬なのか解説していきます。
コルゲンコーワ鎮痛解熱LXaの概要
コルゲンコーワ解熱鎮痛LXaは、「第1類医薬品」に分類されるとても効果の高い薬です。15歳未満の子供は服用できません。
薬の名前にもあるとおり、
・痛みをおさえる効果
・熱を下げる効果
どちらにも効果がありますが、どちらかというとのどの痛みに効果的な薬といえます。
それでは、各成分がどのようなはたらきをするのか、見ていきましょう。
成分と効果
コルゲンコーワ解熱鎮痛LXaは、2つの有効成分があります。
各成分の効果と副作用について、解説していきます。
トラネキサム酸
トラネキサム酸は、のどの炎症をおさえる成分です。
出血をおさえる特性をもっているため、「のどの痛み」や「はれ」をおさえる効果が期待できます。
トラネキサム酸は、アミノ酸の一種で美白効果もあることから、美容サプリなどにも配合されています。
安全性が高く、副作用がほとんどない特徴もあります。
ロキソプロフェン
ロキソプロフェンは市販の痛み止めでは、トップクラスに効き目の高い成分です。
NSAIDsという種類の成分として、イブプロフェンも有名です。
どちらも「熱下げる効果」「全身の痛み止め」に有効です。
ロキソプロフェンは、痛み止めに関しては、イブプロフェン以上に高い効果を発揮します。
ロキソプロフェンで有名な薬には、ロキソニン(市販薬はロキソニンS)があります。
非常に効果の高い痛み止めとして、当サイトでも紹介しています。
コルゲンコーワ鎮痛解熱LXaには、ロキソニンSと同じ量(68.1mg)のロキソプロフェンが配合されています。
ロキソニンSは、ロキソプロフェンのみの薬ですが、コルゲンコーワ鎮痛解熱LXaは、前述のトラネキサム酸を配合することで、痛み止めとして更に高い効果が期待できます。
ロキソプロフェンの副作用
副作用として、胃が荒れやすい特徴があります。
個人差があるため、すべての人に症状があらわれるわけではありませんが、胃が弱い人は胃薬と併用すると安心できます。
実際に処方薬ロキソニンは、胃薬とセットで処方されます。
のどの痛みがそこまで強くなく、解熱効果のみを求めている人は、アセトアミノフェン単体の薬が適しています。
コルゲンコーワ鎮痛解熱LXaも副作用が少ない薬ですが、アセトアミノフェンは胃があれる心配も少ない薬です。
コルゲンコーワ鎮痛解熱LXaの公式サイト情報
まとめ
コルゲンコーワ鎮痛解熱LXaは、特にのどの痛みをやわらげる効果の高い薬です。のどの痛みに困っている人には、最適な薬と言えます。
総合感冒薬のように、余計な成分は配合されていないので、副作用も比較的少ない特徴があります。
ただし、せき止めに対する即効性はありません。
長期的に見れば、のどの炎症をおさえることで、せきも楽になってきますが、せきがつらい人は、のど飴やのどスプレーと併用すると、より早く治せるので検討してみてください。