ロキソニンSは歯痛、非常に効果のある市販薬
ロキソニンSは頭痛薬として有名かもしれませんが、歯痛に対しても非常に効果があります。
ロキソニンSに含まれる有効成分ロキソプロフェンが痛みの原因物質(プロスタグランジン)をすばやく抑えて、すぐれた鎮痛効果を発揮します。
また、ロキソニンSは血中への移行が早く、効き目が早いという特徴もあります。
実際に歯医者でも抜歯後などには、ロキソニンが処方されることが最も多いでしょう。
服用にあたって気をつけること
ロキソニンSの有効成分ロキソプロフェンは一時的な痛み止めであって、痛みの根本を治してしまうわけではありません。
虫歯による痛みであれば速やかに歯科に行くべきでしょう。
考えてみれば当たり前の話ではありますが、痛みがなくなったからといって虫歯の治療が必要なくなるわけではありません。
歯の痛みはものすごく強烈な痛みを伴うので、日常生活に支障をきたすケースもあります。
歯科に行くまでの間の痛みを抑えるという目的で、ロキソニンSなどの鎮痛薬を適切に使うと良いでしょう。
ロキソニンSには解熱の効果もありますが、熱が出ていない場合に使用しても問題ありません。
用法・用量
15歳以上であれば、
ロキソニンSは1日2回まで、服用間隔は4時間以上あけて飲んでください。
ただし、再度症状があらわれた場合は、3回目を服用できます。
※ロキソニンSは副作用の比較的弱い薬ではありますが、決められた用量以上に飲むことは危険です。
15歳未満は服用できません。
ロキソニンSの歯痛の効果は3番目?
薬を選ぶときの基準として、効能・効果の1番左に書いてある症状に対して最も効果的であるという話は聞いたことがありますか?
ロキソニンSであれば、効能・効果の中で「歯痛」「抜歯後の疼痛」は3番目、4番目に表示されています。
● 頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・咽喉痛・腰痛・関節痛・神経痛・筋肉痛・肩こり痛・耳痛・打撲痛・骨折痛・ねんざ痛・外傷痛の鎮痛
● 悪寒・発熱時の解熱
ロキソニンSに限って言えば、1番左の症状が最も効果的であるという話は当てはまりません。
この話は総合感冒薬いわゆる風邪薬などの話であると考えると良いでしょう。