どうして咳がでるの?
咳(せき)が止まらないとつらいですが、実は非常に重要な役割を持っています。
咳(せき)の役割
咳(せき)は、ほこりや細菌・ウイルスなどの異物を体内から追い出す働きをします。
せきが発生する仕組みは、まず異物が入り込むと体内のセンサーが感知します。
その刺激が脳に伝わると、横隔膜などの呼吸を司る筋肉に指令が送られます。
そして、咳(せき)によって異物を追い出そうとするのです。
たんとは一体なんなの?
また、咳(せき)には体内にたまったたんを排出する役割もあります。
たんは、気道などについていたウイルスや細菌などを粘液でからめとったものです。
皆さんは風邪で寝込んでいるときなど、たんを飲み込んでしまった経験はないでしょうか。
これは、せっかく粘着テープで拾い集めたゴミを再び床に戻してしまうような行為です。
たんを出していくことは、せきの症状を治すにあたって非常に重要なことであると理解しましょう。
基本的にたんは出せば出すほど良いと考えて良いでしょう。
ただし、たんを出すために無理に咳(せき)をしてしまうとのどを痛めることもあるので、注意が必要です。
また、前述したようにベッドで横になっているときなどは、たんを出すために毎回洗面所まで行くのも大変です。
ゴミ箱やスーパーの袋にティッシュを入れたものを用意するなどして、いつでもたんを出せるようにしておけると良いでしょう。
たんの色による対応
たんの色が黒や血が混じっている場合には、 風邪ではない病気の可能性があります。
早急に病院で診察してもらうことをお勧めします。
咳(せき)の種類
まず、咳は大きくゴホゴホというたんのからんだ咳とそうでない咳に分けられます。
咳(せき)の対処、止め方
咳(せき)には不要な物質を対外に追い出す働きがあるため、咳(せき)を止めることは必ずしも治療に最適とは言えません。
そうは言っても咳(せき)が止まらないと本当に辛いときはあります。
また、咳止めの薬にはたんの切れを良くする薬もありますので、有効な場合もあります。
詳しくはこちらの記事を参考にしてみてください。