2015年6月22日よりロキソニンSプラスが、第一三共ヘルスケアより発売されました。
効能・効果はロキソニンSと変わりありませんが、成分が加わったことで改善がされています。
ロキソニンSの唯一の弱点とは?
ロキソニンSの痛み止めとしての効果の高さは、当サイトで繰り返しお伝えしてきましたが、ロキソニンSには唯一といってもいい程の弱点がありました。
それは、胃が荒れるという副作用にあります。
ロキソニンSは、胃の負担が少ないプロドラッグという特徴はありますが、それでも胃への負担は気になるところでした。
そのため、病院でもロキソニンが処方される場合は、通常胃薬も同時に処方されます。
※ロキソニンは、ロキソニンSと同一効果の処方薬です。
そんな弱点を克服するために開発されたのが、ロキソニンSプラスであると言えます。
新しく配合された成分は?
ロキソニンSプラスは、ロキソニンSの成分に加えて、「酸化マグネシウム」が配合されています。
酸化マグネシウムは、胃酸をおさえることで、胃への負担を和らげる効果があります。
酸化マグネシウムは、安全性においても評価が高く、副作用も少ない成分です。
ただし、便秘に使われる成分なので、下痢や軟便時の服用には気を付けましょう。
また、副作用は完全になくなるわけではない点にも注意が必要です。
ロキソニンSと比べて用法・用量に大きな違いはありませんので、長期連続での服用はさけましょう。
ロキソニンSプラスの価格
価格はロキソニンSより50円ほど高く設定されています。
胃薬を追加して飲むことを考えれば、むしろコストは少ないとも考えられそうです。
パッケージあたりの個数は、ロキソニンSと同じ12錠で変わりありません。
まとめ
総合的に判断すると胃の負担が軽減されることで、ロキソニンSプラスはさらに使い勝手の良い薬になったと言えるでしょう。
ロキソニンSプラスは、新しく発売された薬ですが、十分実績のある成分のみで構成されているので、その点も安心できます。
また、ロキソニンSと同じ成分の市販薬はいくつか存在しますが、ロキソニンSプラスと同じ成分の市販薬は現在存在しません。
痛み止めを選択するときの、最も有力な市販薬の一つと言えそうです。
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