ナロンエースRとナロンエースの違い

ナロンエースは、頭痛、生理痛をはじめとした全身の痛み止めと、解熱効果のある市販薬です。

ナロンエースとナロンエースRは、成分や効き目にどのような違いがあるのでしょうか?

ナロンエースRとナロンエースを比較

発売日

ナロンエースは、1990年に大正製薬から発売された非常に歴史のある市販薬です。

ナロンエースRは、19年後の2009年に発売されました。

Rの意味は、速く「Rapidly」と、効く「Relieve」のスペルからつけられたそうです。

ナロンエースは、「ナロンエースT」として2016年10月14日、リニューアルされました。錠剤が小さくなり、パッケージが変更になっただけなので、薬の効果に違いはありません。

 

ターゲットの違い

ナロンエースが、生理痛に効果的であると女性向けに販売されているに対して、

ナロンエースRは、男性向けの頭痛薬として、メーカーは販売しているようです。

 

パッケージのデザインや効能の表示、CMに出演するタレントの性別で、このようなターゲットの選別をしています。

それでは、成分はどのような違いがあるのでしょうか?

 

成分と含有量 (2錠中)

薬の効果で最も重要である成分と量を確認していきます。

次の表で比べると、ナロンエースとナロンエールRは、配合成分がほとんど変わらないことが分かります。

「ナロンエースT」は、「ナロンエース」と成分、添加物の違いはありません。

ナロンエース ナロンエースR
イブプロフェン 144mg 144mg
エテンザミド 84mg 84mg
ブロモバレリル尿素 200mg 200mg
無水カフェイン 50mg 50mg
乾燥水酸化アルミニウムゲル 66.7mg

2つの薬で、唯一違いがあるのは、「乾燥水酸化アルミニウムゲル」という成分です。

この成分は、胃粘膜を保護することで、胃が荒れるのを防ぐはたらきがあります。

イブプロフェンは、痛み止めと解熱効果の高い薬ですが、副作用として胃が荒れる症状が現れる場合があります。

そのため、「乾燥水酸化アルミニウムゲル」によって、副作用を抑える効果が期待できるわけです。

添加物の違い

薬の効果は、大半が主成分によって決まります。

添加物は薬の味、色、香りづけ、品質保持、形づくりに影響を与えます。

参考までに添加物の違いを紹介します。

ナロンエース ナロンエースR
無水ケイ酸
ヒドロキシプロピルセルロース
セルロース  〇
ヒプロメロース
ステアリン酸Mg
タルク
黄色5号
青色1号
クロスCMC-Na
ステアリン酸Mg
乳糖

添加物に若干の違いがありますが、痛み止めや解熱効果に影響のある範囲ではありません。

味や色、薬の流動性に影響がある程度だと考えられます。

効能・効果

成分の項目で説明したようにナロンエースとナロンエースRの違いは、胃の保護効果があるかどうかになるので、痛み止めの効果に大きな違いはないことが分かります。

ナロンエースとナロンエースRの効能・効果は次の通りです。

  • 頭痛・月経痛(生理痛)・歯痛・抜歯後の疼痛・腰痛・肩こり痛・筋肉痛・関節痛・打撲痛・ねんざ痛・骨折痛・外傷痛・神経痛・咽喉痛・耳痛の鎮痛
  • 発熱・悪寒時の解熱

用法・用量

ナロンエース、ナロンエースRともに違いはありません。

15歳以上は、1回2錠、1日3回まで

15歳未満は、服用できません

錠剤数

実は一番大きな違いが、1箱あたりの錠剤数にあります。

ナロンエース ナロンエースR
16錠
24錠
32錠
40
56
80

 

ただし、店舗によっては取扱いのないタイプもあるようです。

まとめ

ナロンエースとナロンエースRは、有効成分がほとんど同じであるため、宣伝文句ほどの大きな違いは見られませんでした。

胃が弱いという人にはナロンエースR、特に気にしない人はナロンエースを選ぶといいかもしれません。

また、1箱あたりの錠剤数も大きく違うので、価格を基準に選んでもいいでしょう。

 

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